日本では病院死が80%以上です。亡くなった時に依頼する葬儀社が決まっていなければ、ほぼ病院から紹介された葬儀社で葬儀をあげることになります。

病室で亡くなり、医師による死亡確認後、病室から霊安室迄の移動は病院と提携している葬儀社が行う場合がほとんどです。霊安室に移動後、「葬儀社は決まっていますか?」と営業をかけられてしまいます。

夜中に亡くなったとしても、朝の8時には病院を出なくてはいけないと、せかされてしまう事もあります。

大切な人を亡くした悲しみの中、そんな短時間で葬儀社を決めて、お迎えに来てもらうのは本当に大変で、難しい事です。

後悔しない葬儀の為の事前相談について詳しく見る。(花家族葬のワイズワークス)

ポイント
  1. 依頼する葬儀社を決めておく
  2. ご遺体を安置する場所を決めておく
  3. 葬儀内容を決めておく

この三つの事を決めておけば、急に亡くなってしまっても、ご家族は対応することが出来ます。自分に何かあった時の連絡先として、葬儀社を登録しておきましょう。

葬儀社を決める

何社か事前相談を受けて、信頼できそうな葬儀社を探しましょう。予算内で希望する葬儀が出来るのか?以下の三点に注意して事前相談を受けてみましょう。

依頼する葬儀社さえ決まっていれば、急に亡くなっても病院までお迎えに来てもらえるので安心です。

1、葬儀の予算を決める。(予算は○○円ですとハッキリと最初に伝える)

2、葬儀の希望内容を決める。(大まかに伝えて、より良い提案をしていただける葬儀社を探す)

3、参列者の人数を決める。(見積もりを取る時の人数は、全社同じにする)

見積もりを取るときの注意点

見積もりを取るときは必ず、同じ内容で総額を出してもらいましょう。

①【固定費】ドライアイスや人件費、棺、骨壺、白木位牌、納棺用品など必ず必要なもの。こちらは多少のグレード等で費用が変わることもあります。

②【変動費】式場、料理、搬送車、霊柩車、生花祭壇などは参列人数やグレードなどによりかなりの金額が変わってきます。

③お布施(仏式)、心づけ

①+②+③=葬儀費用の総額になります。

忘れてしまいがちなのが③のお布施です。仏式葬でやる場合は注意が必要です。金額の幅も結構ありますので、こちらも葬儀費用に含めてお考え下さい。

重要

参列人数はだいたいで構わないので、○○名とハッキリ言いましょう。10~20人というあいまいな人数だと、あいまいな見積もりしかもらえません。とくに家族葬の場合は参列人数はコントロールしやすいです。

変動費の部分は一社で見積もりを取ったら、他の葬儀社は同じ内容にしましょう。

例えば、参列者は10名で、無門庭園のA式場で料理は一人5千円、搬送車は10キロ以内。

安置する場所を決める

病院で亡くなった場合、亡くなってから僅か数時間で病院を出るように言われるケースがあります。お迎えに来てもらっても、安置する場所が決まってないと、動かすことが出来ません。住み慣れた家に帰りたいとか、安置施設で良い状態を保って葬儀をしたいとか、ご自分の希望を伝えることで家族は迷わなくて済みます。

葬儀内容を決める

残された家族は、故人がどんな葬儀を望んでいたかを想像して葬儀内容を決めます。あらかじめ葬儀内容を決めておくことで、バタバタと忙しくて悲しむ暇もないし、しっかりとお別れが出来ないなんて事も少なくなります。

ご自分の事はもちろんの事、ご家族や、大切な方が危篤状態の時に葬儀の見積もりをとる事はとても難しいです。まだ亡くなってもいないのに、葬儀の事なんて考えられないというのが心情です。

葬儀の事前相談は、元気なうちにする事をオススメします。


終活サロンでは、葬儀の事前相談も出来ます。


母を送ったお葬式の実体験をブログで公開しています。初めて喪主をやりましたが、こんなに大変だとは思ってもいませんでした。事前相談の重要性を改めて感じました。

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終活は思っているよりも大変で、なかなか始められないものです。

しかし、これからの人生を有意義に過ごす為だったり、大切な人、家族の為にはとても大切な事なのです。一人ではなかなか進まない終活も、専門家と一緒なら先に進めると思います。

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